海外FXの口座開設時にも、それなりに厳格な本人確認、住所確認が必要になっています。なりすましや架空の住所、架空の人物の口座開設を許してしまうと、海外FX業者も大きな詐欺被害を生んでしまったり、マネーロンダリングの温床となってしまうからです。また、海外送金や出金時にトラブルを生まないためには、日本の銀行口座の開設時のように書類提出が必要になっているのです。今回は、海外FX口座開設手順「必要書類(本人確認書類・住所証明書類)」の内容・提出方法・注意点について解説します。
海外FX口座開設時に提出する必要書類
海外FX口座開設時に提出する必要書類は
- 本人確認書類(身分証明書)
- 住所証明書(現住所確認書類)
- 自撮り写真(セルフィ―)
の3点です。
本人確認書類(身分証明書)
本人確認書類(身分証明書)とは
を言います。
- 自動車運転免許証
- パスポート
- マイナンバーカード
- 在留カード
- 特別永住者証明書
などが該当します。
本人確認書類(身分証明書)提出の注意点
- 有効期限内の証明書である必要がある
- 運転免許証、マイナンバーカードは、表面・裏面が必要
- 2点提出が必要なケースもある(海外FX業者、口座開設の条件、提出する書類によって異なる)
住所証明書(現住所確認書類)
住所証明書(現住所確認書類)とは
を言います。
- 住民票
- 公共料金の支払い明細
- 銀行残高証明書
- クレジットカード利用明細書
- 現住所が印字された各種健康保険証等
- 納税関係書類
- 印鑑登録証明書
- 保険・共済関係書類
- 運転免許証(本人性確認書類にパスポートまたはマイナンバーカードをご提出をされる場合のみ)
などが該当します。
住所証明書(現住所確認書類)提出の注意点
- 発行日から○カ月以内(3カ月、6カ月が多い。海外FX業者によって異なる)
- 書類に「本人名義 」「発行元」「発行日」「書類名」「登録の住所 」が記載されている
- 現住所の建物名が称t略されていないこと
- 海外FX口座開設時の住所と同一であること
- 一部の切り取りではなく、全体の画像
- 写メがNGでスキャンのみという海外FX業者もあります。
自撮り写真(セルフィ―)
自撮り写真(セルフィ―)とは
を言います。
海外FX業者の口座開設で求められる「自撮り写真(セルフィ―)」は
です。
なぜ、自撮り写真(セルフィ―)が必要なのか?というと、盗んだ本人確認書類(身分証明書)まで口座開設できないように
- 顔写真と口座開設で提出する本人確認書類(身分証明書)の顔写真が同じものであることを確認する
ために提出しなければなっらないのです。
自撮り写真(セルフィ―)提出の注意点
- 本人名義の本人確認書類(身分証明書)であること
- 口座開設時に利用した本人確認書類(身分証明書)であること
- 一緒に写している本人確認書類(身分証明書)の文字が判読可能なこと
- 顔の一部が帽子などで見切れていないこと
- 本人確認書類(身分証明書)の一部が見切れていないこと
- 本人が写っていない
海外FX口座開設時に提出する必要書類の提出方法は?
基本的には
- マイページ
- 口座開設時の登録フォーム
でのアップロードとなります。
パソコンからアップロードすることも、スマホからアップロードすることも可能です。
アップロードの仕方がわからない場合などは、日本のサポートスタッフにメールで送ることでも、書類提出を受け付けてくれることがあります。ただし、海外FX業者によるので、事前に日本語サポートに了解を得てから、メールで送る必要があります。
また、提出の順番として
- 口座開設フォーム時にアップロードして、口座開設が完了する
- 口座開設完了後、マイページからアップロードして、口座を有効化する
と、大きく2つの手順があるので混乱しなようにしましょう。
口座開設後、マイページからアップロードする形の海外FX口座の場合は、必要書類を提出し、承認してもらった上で、口座が有効化しないとトレードがはじめられません。
法人口座の場合の海外FX口座開設時に提出する必要書類
法人確認書類
法人確認書類とは
を言います。
- 履歴事項全部証明書(登記簿謄本)
- 設立定款(承認済みのもの)
- Certificate of Incorporation (設立許可書証)
- Current Company Statement or Company Extract (登記簿謄本・抄本)
が該当します。
法人確認書類提出の注意点
- 発行日から○カ月以内(3カ月、6カ月が多い。海外FX業者によって異なる)
株主名簿
株主名簿とは
を言います。
株主名簿の注意点
- 発行日から○カ月以内(3カ月、6カ月が多い。海外FX業者によって異なる)
- 法人印と日付が掲載されているもの
- 株の保有率が20%以上の場合は、株主個人の本人確認書類、住所確認書類が必要
法人住所確認書類
法人住所確認書類とは
を言います。
- 公共料金の明細書・請求書
- 銀行利用明細書(バンクリファレンスレターでも代用可能)
- 印鑑登録証明書(日本法人のみ)
などが該当します。
法人住所確認書類の注意点
- 発行日から○カ月以内(3カ月、6カ月が多い。海外FX業者によって異なる)
取締役様現住所確認書類
取締役様現住所確認書類とは
を言います。
- 住民票
- 公共料金の支払い明細
- 銀行残高証明書
- クレジットカード利用明細書
- 現住所が印字された各種健康保険証等
- 納税関係書類
- 印鑑登録証明書
- 保険・共済関係書類
などが該当します。
取締役様現住所確認書類の注意点
- 発行日から○カ月以内(3カ月、6カ月が多い。海外FX業者によって異なる)
取締役決定書
取締役決定書とは
を言います。
- 取締役全員の署名
- 日付の記載
が必要になります。
取締役決定書の注意点
取締役が1名の場合は扶養です。
まとめ
海外FXの口座開設では
- 本人確認書類(身分証明書)
- 住所証明書(現住所確認書類)
- 自撮り写真(セルフィ―)
の3点が必要になります。
年々、提出書類が厳格になっていますが、必要書類の提出を厳格に行っている海外FX業者の方が信頼性の高い海外FX業者と言えます。
「海外FX口座開設時に提出する必要書類には何がありますか?」
「海外FX口座開設時の必要書類はどうやって提出する必要がありますか?」
「海外FX口座開設時の必要書類を提出する注意点はありますか?」